2019.6.23 FantaTasma・自作怪談会vol.1

FantaTasma・自作怪談会vol.1

6月23日。曇り。

この日、HANA REで行われたイベント『FantaTasma・自作怪談会vol.1』についてご紹介します。


出演者は以下の面々。

本橋龍(ウンゲツィーファ)、長谷川優貴(クレオパトラ/エンニュイ)、ありがとうぁみ、Apsu Shusei、藤原佳奈(mizhen)、黒澤優美、三福エンターテイメント、たなしゅう


このイベントは長谷川優貴がHANA REでのイベント開催を本橋龍さんに依頼した所、やってみたい会があるということで制作された。


○ライトでジャンキーなファンタジーとしての「作り話」怪談会○

僕は寝る時にユーチューブで怪談を流しながら寝る。 

怪談はサラリと非現実へ連れてってくれる。 

「本当にあった話」という程で始まり、非日常的なことが必ず起こる。僕はその助走段階がたまらなく好きだ。淡々と、場所の描写がなされる。そこにはこれから起こることへの不穏さと煌めきがある。夜。田舎の畦道。街灯。緩やかな風。静けさ。僕にとって怪談はライトでジャンキーなファンタジーなんだ。

これを例えば作り話、フィクションであることを前提に、お話が飛躍していったらどうだろう?実話っていう枷が外れて思わぬ場所に連れていってくれるんじゃないか?ということで、「自作」怪談を披露し合うイベントを企画した。 

怪談ではあるけど、怖くなくても良いかもしれない。作り手の赴くままに。でも必ず最初は、「本当にあったことなんですけど…」と始めたい。 

現実脱出としての怪談会である。


本橋龍(ウンゲツィーファ)



当日、本橋龍さんによる舞台設営、舞台美術。持ち込みのアイテムもあるがほぼHANA REにある舞台や小道具による設営。今日だけ自作怪談を話すだけの為とは思えないセット。

重ねられた舞台。人形やぬいぐるみ。吊るされたランドセルと靴。空中浮遊するような寂れた洋服。崩れかけたジェンガ。

黒板にも絵を。雰囲気が一段と出てくる。

もう一枚の黒板には模様作家でもあるApsu Shuseiさんが模様を書いてくれました。

夕暮れ。本番。まだ日が出ている。


本橋龍さんの自作怪談。見覚えのあるパルムの棒を追っていくと?朗読スタイルの引き込まれるお話。不思議な話。


その後、本橋龍さんと長谷川優貴のオープニングトーク。経緯説明など。

たなしゅう。大阪時代の一人暮らしの部屋をモチーフにした話。漫談やフリートークのような。自作怪談なのに生々しい感じ。

藤原佳奈(mizhen)。彼氏に電話。電話の向こうから自分の声が聞こえる。

三福エンターテイメント。スベりすぎると芸人は神経が研ぎ澄まされる。敗戦漫談をする『ゲルニカ将軍』という先輩芸人の末路。

黒澤優美。友人イイノの体験談。コンビニで出会った子供。

長谷川優貴(クレオパトラ/エンニュイ)。肝試しに行ったらナースの霊と縄文人の霊をみてしまった。

Apsu Shusei。飼っていた黒猫。語り口がとても心地よくとてもこわい。

ここでクロストーク。それぞれの自作怪談を振り替える。仕事終わりに駆けつけてくれて、ありがとうぁみさんも登場。オファーしていたがスケジュールの都合で来ないいはずでしたが間に合ったとのことで駆けつけてくれました。

後半戦。

本橋龍&長谷川優貴のリレー怪談。リレー形式で書かれた怪談は思わぬ展開をみせる。一度もならなかった吊るされていた風鈴がなった。


ありがとうぁみ。急遽、自作怪談を披露してくれる事となったありがとうぁみさん。怖がりなのに強がりな後輩に仕掛けた肝試しの時の話。


Apsu Shusei。大トリ。二本目どうしよかおもっていたが、皆さんの話を聞いていてひとつ思い出した。

エンディング。


それぞれの自作怪談について。その全てはつくりもの。だけどやはりこわくて心地よいだった、またやりたいと不思議とメンバーが仲良くなっていました。

次回がありましたら是非お越しください!!



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