八戸の記録 前編

はじめまして。まずは自己紹介させてもらいます。

僕はたなしゅうという芸名で東京で芸人をしています。一人コントをしているピン芸人です。

芸人の傍ら、阿佐ヶ谷にあるCHARA DEと言う劇場で働いています。イベント運営や会場のスケジュール管理。イベントの裏方なんかもですかね。

さて、そのチャラデとかチャラデ阿佐ヶ谷とかと呼ばれているこの劇場は芸人四人で運営をしています。

クレオパトラというコンビでの活動や劇作家ととして作・演出をしたり、劇団エンニュイを主宰するなどマルチに活動しているクレオパトラ・長谷川優貴さん。

大桶純一さんは四人組コントユニット・パップコーンとして活動、その後脱退。今はアンガールズさんやクレオパトラさんの単独に作家として参加。ネット配信などにも力を入れている芸人さんです。

ニュークレープというトリオで活動しているニュークレープ・リーダー。リーダーはアナログゲームにとても詳しく、謎解きイベントを作成しています。

芸歴で言うとクレオパトラ・長谷川>大桶純一>ニュークレープ・リーダー=たなしゅう​といった感じ。長谷川さんを中心に四人で仕事を分担して劇場運営をしています。

普段は阿佐ヶ谷の劇場や各々の芸人や作家の活動をしているわけですが2018年10月初め。クレオパトラ・長谷川、たなしゅう、ニュークレープ・リーダーの三人は青森県の本八戸におりました。

それは横丁オンリーユーシアターへの周遊謎解きの出展、さらにその十周年を記念して八戸ポータブルミュージアムはっちで公演されたパフォーマンスライブ『酔っ払いたちの夜』にチャラデがコントを出展するためでした。

僕自身も参加させてもらうまで知らなかったのですが、八戸はアートや文化的な活動がとても進んだ街でアートイベントが盛んに行われています。

会場となりました『八戸ポータブルミュージアムはっち』は青森や八戸の歴史が学べる展示名産品の買えるお土産屋さんは勿論、劇場やラジオブース、キッチンスタジオなど多岐に渡り文化の発信基地となっています。

http://hacchi.jp

こんなところ。

なぜ東京は阿佐ヶ谷にいるはずの我々が青森のイベントに参加させてもらえることになったのか?

この横丁オンリーユーシアターというイベントは十年続いているイベントです。

本八戸は文化の街であると共に飲み屋街として栄えています。今は少し廃れて来たそうですが漁師の街として栄えていた時代に美味しい魚と日本酒、そしてそれと共に楽しめるモノとして演劇やアート、文化を大切にする街となっていったとのことです。

漁師さんの気前の良さと漁師さんを楽しませようとした皆の想いが街の形になっていったんですね。

その全てを混ぜ合わせたイベントが『横丁オンリーユーシアター』で八戸ポータブルミュージアムはっちとそのすぐそばの色々な横丁や店舗を使った散策してお酒を呑みながらアートや文化に触れられる。

横丁で踊ったり、バーで踊ったり。表現は場所を選ばない。

その存在を知ったクレオパトラ・長谷川さんが『横丁で散策しながら出来る謎解きや、八戸ならではの要素を入れたコントができたら面白いのでは?』と企画書を横丁オンリーユーシアターのプロデューサーに提出、採用して頂きまして出展という流れで参加することになりました。

たなしゅうとリーダーがまだそんな流れを知らない2018年8月初め。

長谷川『たなしゅう、リーダー。10月に八戸行こうか』

たなしゅう『八戸。八戸ってどこでしたっけ?』

長谷川『青森』

たなしゅう『青森???』

長谷川『青森。謎解きとコントしに行こう』

リーダー『絶対刺身うまいじゃん!!』

長谷川『サバの刺身食えるよ。謎解きとコントね。』

たなしゅう『サバの刺身!!』

リーダー『サバの!刺身!!』

長谷川『食べ物の話ばっかすな!!』

青森についてからの四日間。我々チャラデメンバーがどんなことをしていたのか?

それは次の記事に!!


文・たなしゅう

CHARA DE

お笑いコンテンツ制作団体『CHARA DE(チャラデ)』

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